警視庁物語 追跡七十三時間

シリーズ第3作。 午前一時、国道に面したガソリン・スタンドで強盗殺人事件が発生した。捜査一課の長田部長刑事始め宮川、林、金子の各刑事は活動を開始。スタンドの当直勤務員の死体からは銃弾が二発摘出され、ガソリンを補給した最後の車、桜タクシーの5--え1044番が捜査線上に浮ぶ。同じ夜、スタンドで用いられたと同じ米軍用筆銃による強盗殺人事件が発見される。被害者は桜タクシーの安部運転手。客に化けて安部を殺した上、そのタクシーでスタンドを襲ったものと推定され、問題の車も棄てられてあるのを見出す。現場にあった運転手用制帽の指紋から犯人は左利きと判明。凶器の出所と前科者の捜査、二手に分れた緊急手配で、拳銃は米軍将校宅から他の金品と共に盗まれたことが判る。

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